『 山形への道 』

 「とぶ★たまがゆく」4 回目は、平成28年8月3日(水)〜8月5日(金)の3日間の日程で、山形県山形市で行われた「全国公立小中学校事務研究大会(山形大会)」に参加してきました。   


 月日は百代の過客にして、行きかう年も又旅人なり…。
 中学生の頃、国語の授業で「奥の細道」の冒頭分を暗記させられたんだ。その時は何のためにこんなことをするのだろう?と思ったものだけど、大人になるとわかるようになるんだね。
 特にぼくは旅行が大好きだから行く先々で旅情にかられ、帰ってからもしばらくはその思い出にひたってしまうんだ。『旅に病み 夢は枯野を 駆け巡る』なんだね。そんな行く先々の情景や旅情を、5・7・5のたった17文字で鮮明に表現した松尾芭蕉は本当にすごい人だなぁと思うようになったよ。
 今年の全国大会は山形県で行われるんだ。山形県は松尾芭蕉に縁の深い場所だよね。
今年はどんな旅になるのか本当に楽しみだ。
『草の戸も 住み替わる代ぞ 雛の家』
表八句を庵の柱に掛け置いて、さ〜て山形に出発だ!!

 今回も国道を乗り継いで山形県まで行ったんだ。大会前日の8月2日(火)午前中は学校で仕事をして、午後から一路山形県に向かって埼玉県を出発したんだ。途中、福島県で一泊し国道4号線から13号線に乗り継ぎ米沢を経由して、大会初日の8月3日(水)の午前中には山形県入りができたよ。

8月2日(火)PM 3:00 
 お昼に埼玉県を出発し、宇都宮を抜け那須町に入ったところだ。那須町は栃木県だけど東北の表玄関まで来たって感じがするよね。

8月2日(火)PM 5:30 
 奥の細道の冒頭に出てくる「白河の関」だ。松尾芭蕉はこの関を越す事を考えるとワクワクして、そぞろ神に心を狂わされたり道祖神の招きにあったりして、とにかくソワソワして落ち着かなかったらしいよ。「嗚呼、松島の月はどれほど綺麗なのかな〜」なんて想像しては、旅の準備もおぼつかず矢も楯もたまらずに松尾芭蕉は奥の細道の旅に出発するんだ。

8月3日(水)AM 8:00 
 昨夜は福島市に一泊して山形に向かう途中に立ち寄った米沢の「上杉神社」だよ。上杉謙信・景勝・鷹山を祀る神社だね。「毘」や「龍」は謙信の旗だよね。景勝がこの米沢に移封されたのは関ヶ原の後だから、あまり先代の謙信には米沢に縁は無いような気がするんだけどなぁ…。

8月3日(水)AM 9:30 
 全国大会会場の山形国際交流プラザ(山形ビッグウイング)に到着だ。今年は比較的順調に会場までこれたなぁ〜。(昨年の熊本に比べれば本当に楽な行程だったなぁ〜)


(C)埼玉県東部公立小中学校事務研究協議会